G20資源効率性対話?G20海洋プラスチックごみ対策実施枠組フォローアップ會合の結果について
本會合では、6月のG20日本開催で合意したG20海洋プラスチックごみ対策実施枠組に基づき、第1回目の各國の対策?優良事例について報告?共有を行い、大阪ブルー?オーシャン?ビジョンの実現に向け、相互學習等を通じた対策?施策の推進を確認しました。
會合成果として、各國の対策?優良事例に関する報告書及び資源効率性に関するロードマップを策定するとともに、これらを含めた今後の取組等に関する議長サマリーを取りまとめました。
會合の概要
-
日程:令和元年10月8日(火)~11日(金)
-
場所:國連大學
-
主催:環境省、経済産業省、國連大學サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)
-
協力:公益財団法人 地球環境戦略研究機関
-
プログラム:
<10月8日(火)>
?海洋プラスチックごみに関する日?米?EU共催ワークショップ
(海洋プラスチックごみ対策のための科學的知見と革新的解決策)
?海洋プラスチックごみに関する日?EU共催ネットワーキング
(民間企業における取組のプレゼンテーション及び展示)
<10月9日(水)>
?G20資源効率性?海洋プラスチックごみ公開シンポジウム
?G20資源効率性対話?G20海洋プラスチックごみ対策実施枠組フォローアップ會合
<10月10日(木)>
?循環経済とファイナンスに関する日?EU共催ワークショップ
?G20資源効率性対話?G20海洋プラスチックごみ対策実施枠組フォローアップ會合
<10月11日(金)>
?持続可能な社會の実現に向けたG20ワークショップ
※ 臺風19號の影響を考慮し、當初の會議日程を変更して「G20資源効率性対話?G20海洋プラスチックごみ対策実施枠組フォローアップ會合」は10日(木)までの開催となりました。
會合の成果
本會合には、G20各國及びG20以外のアウトリーチ國を含む17か國の擔當者、國際機関、研究機関等から約100名が出席しました。(別添1參照)
「G20資源効率性?海洋プラスチックごみ公開シンポジウム」では、石原宏高環境副大臣が歓迎の挨拶を行いました。シンポジウムには、一般の方を含む約300名が參加しました。G20大阪サミットの成果を共有するとともに、「大阪ブルー?オーシャン?ビジョン」の実現に向けた課題や今後の取組についてパネル?ディスカッションを行いました。
?。谷栅巍窯20資源効率性対話?G20海洋プラスチックごみ対策実施枠組フォローアップ會合」では、小泉進次郎環境大臣が挨拶し、イノベーションと國民運動の重要性、日本による率先的な取組、より一層の國際連攜強化を訴えました。
海洋プラスチックごみ対策について、本年6月のG20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚會合で採択された「G20海洋プラスチックごみ対策実施枠組」に基づき、相互學習のためのG20及びアウトリーチ國による初めての情報共有が行われました。また、各國から報告された情報を基に「G20海洋プラスチックごみ対策報告書」が取りまとめられました。
「海洋プラスチックごみに関する日?米?EU共催ワークショップ」では、専門家等により、科學的知見と革新的解決策について議論が行われました。日本がモニタリング、米國がイノベーション、EUが発生源の把握?推定に関する議題をリードし、科學的知見の充実?強化を進め、來年のサウジアラビアによるG20議長國下においても、日?米?EUが取組を牽引し、成果を共有する方向となりました。
會議期間中、我が國環境省と経済協力開発機構(OECD)は、プラスチックごみに関するマクロ経済分析や持続可能なプラスチック利用のための製品デザインについて、OECD下で分析作業を進め、報告書を作成する方向に合意しました。また、環境省、OECD、國連環境計畫-國際資源パネル(UNEP-IRP)の三者が連攜?協力し、大阪ブルー?オーシャン?ビジョンの実現に向けたシナリオ分析作業を行うことに合意しました。
なお、中國との二國間協力事業についても、10月下旬に中國(黃海)で専門家による海洋プラスチックごみの実態に関する共同調査を実施することになりました。
會合では、海洋プラスチックごみ対策について、各國の対策や優良事例を共有?更新することが、各國の取組の強化に有益であることを認識するとともに、「大阪ブルー?オーシャン?ビジョン」と「G20海洋プラスチックごみ対策実施枠組」について、G20以外の國々に共有?參加を積極的に呼びかけていくこと、また、G20議長國に書面にて參加を申請することにより、G20以外の國々も隨時共有?參加可能であることを確認しました。
また、資源効率性について、G20大阪サミットでの合意に基づき、一層効果的に各國の取組を促進するため、各國の具體的な活動內容を含めた「G20資源効率性対話ロードマップ」を策定しました。
最後に、來年のG20議長國であるサウジアラビアの代表から、G20海洋プラスチックごみ対策実施枠組に基づく取組の推進に関する機運を維持し、來年の議長國下においても、引き続きG20としてこの問題に取り組んで行くことが表明され、各國からは継続的な活動の重要性の指摘とともに、サウジアラビアによるG20資源効率性対話及びG20海洋プラスチックごみ対策実施枠組に基づくフォローアップ會合の開催に期待が寄せられました。
添付資料
- 參加國、國際機関リスト(日?英) [PDF 252 KB]
- 議長サマリー(英) [PDF 407 KB]
- 議長サマリー(日本語仮訳) [PDF 347 KB]
- G20資源効率性対話ロードマップ(英) [PDF 533 KB]
- G20資源効率性対話ロードマップ(日本語仮訳) [PDF 486 KB]
- G20海洋プラスチックごみ対策報告書(日本語概要) [PDF 211 KB]
- G20海洋プラスチックごみ対策報告書(英) [PDF 2.2 MB]
連絡先
環境省水?大気環境局水環境課
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8306
- 課長筒井 誠二(內線 6610)
- 課長補佐伊藤 史雄(內線 6613)
- 課長補佐安陪 達哉(內線 6634)
環境省環境再生?資源循環局総務課循環型社會推進室
- 代表03-5521-8336
- 直通03-3581-3351
- 課長土居 健太郎(內線 6802)
- 室長補佐小沼 信之(內線 6898)
- 擔當三宅 慶典(內線 6892)